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(※グロ描写あり、注意)
「これから俺は」
俺が叩きのめせと言われた相手は、例外なく抵抗する。
「3人の女性を苦しめたお前の」
誰だって痛いのは嫌さ。ましてや
「喉を潰してから」
手順まで説明されたらたまったもんじゃなかろうよ
「歯を折り、四肢を全て折り、爪を剥いだ後―…」
「これから俺は」
俺が叩きのめせと言われた相手は、例外なく抵抗する。
「3人の女性を苦しめたお前の」
誰だって痛いのは嫌さ。ましてや
「喉を潰してから」
手順まで説明されたらたまったもんじゃなかろうよ
「歯を折り、四肢を全て折り、爪を剥いだ後―…」
とりあえずは一撃、いれさせてやることにする。
攻撃を受けるのは大体、腕。
大抵の相手の得物はナイフ、拳鍔、そこらに落ちてる瓶とか、石とか、棒とか…
銃の場合は少しやばいから、一撃OKといっても加減がちょっと違うからそうもいかないが。
とにかくまぁ、いれさせてやる。
理由としては3つ。
相手に少しでも勝ったと思わせ、慢心の芽にほんの少し水をたらしてやるため
そして万が一、人に見られたときに正当防衛だったという口実を作るため
それと―
男は喉を潰されて、口の中に干草を突っ込まれ、今にも吐きそうな顔をしている
吐いたら吐いたで構わんのだが、吐瀉物が詰まって窒息なんてつまらない死に方はさせたくないわけで
早いとこ、長く苦しみを味わっていただかなくてはと、まぁ、俺の頑張りどころが始まるわけです。
力なく下がっていた男の腕を軽く持ち上げ、ベルトに刺してた安全ピンを外した。
指先、爪と肉の間をピンの尖端で軽くとなぞってやると、男は体を大きく震わせてね
壊れた人形みたいに首をかたかたと、ぎこちなく横に振るんだよ。
ああ、怖がってるんだなあ、苦しめられた人たちが味わった気持ちを
ようやくこいつは味わうことができてるんだと、そう、思うと
高揚感、体中が満たされていき、体がぐつぐつと熱くなって、背筋がぞくぞくしてきて
ちょっと頭の中が真っ白になってくるんだけど、そこは堪えて
ゆっくりと、針の糸を通すようにゆっくり、慎重に
あの柔らかい肉の中に、ピンを突き刺すんだ
すると奴さんは、蛙が轢かれたようなうめき声をあげてさあ
潰された虫みたいに、手足をぴくぴくさせて…
あの夜、かの青年と少女は言ったんだ
よいことをすればよいことがかえってくると
わるいことをすればわるいことがかえってくると
俺は、誰かの仇や、恨みを晴らしているわけで
これは良いことだと思ってるんだ。
同じ苦しみを与えてやるんだ。それって、良いことじゃないか?
司法が下せなかった判決を、俺が下すんだ。でなきゃ誰が恨みを晴らすんだよ。
だから俺にゃきっと、この先幸せが満ち溢れてるんじゃないだろうか
だけど
俺はなんか幸せになれるような気がしないんだよ。
感謝されても、感謝されても胸はちっとも満たされないんだ。
最中はあれだけ楽しかったことも、思い出すと、胃がもみくちゃにされるようで
その全てを吐き出してしまう。
これって、悪い事をした報いなんじゃないか。
そんなことを考える事がある。
でも俺は、泣いてる人がいたら、手を差し伸べるのを止めない。
見過ごすことも、できないんだ。
俺は体も心もちぐはぐで
行動も言動もちぐはぐで
正義と悪もちぐはぐで
もう、自分が何をしているんだか、わからなくなってるよ。
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