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夢を見た。戦争の夢。
獣と亡者の軍勢が、砂漠にある亜人種の城を攻めているんだ。

猫の魔法使いやリザードマンの戦士が城を守っていて
俺は、その中にいるんだ。城壁から、敵軍を見下ろしていた。

ふと、カチンっていう金属音に気づいて。
鉤爪が城壁にひっかかっているのを見て

まずい侵入されるぞと慌てて駆け寄ったわけだ
だけど猫たちは魔法を詠唱してるわ、打ち放つわで
前を通るわけにも後ろを通るわけにもいかなくて、まごついて

ようやく鉤爪のところに到着した時にゃあ、もう何人かの魔法使いが吹っ飛ばされてて
中央にはそれをやらかした敵さんがいて―




あれえ



この人は…

   誰だったっけ                   俺は、この人を                苦しい

             (この人は俺を)                           じじい
                                   黄金の瞳、褐色の肌
「このッ…」
                  老人                           俺は慕ってた?
                                知っている。
  俺は誰?
                (知っている。)








「…馬鹿者がぁっ!!」



老人の一撃は
呆気にとられていた俺の視界を一瞬で真っ暗闇へと―

そして、目覚めた。
見えたのはいつもの天井、日の射す窓。




あれは、なんだったのだろう。
夢にしては随分と鮮明で。
頭に残って、離れてくれない。


「…俺の、記憶?」


そんなばかな。
戦争なんていったこともない。見たことも無い。



「やっぱり、ただの」



ごろりと寝返って、誰もいないのをいいことに尻をぼりぼりと掻き


「夢だな」
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