怪傑

「なんとかしてほしいの…あの男を」

「あいつはとんでもない男なのよ…
　ガンの私のために妹は、モルヒネを購入してくれてたの、そうしたら…あいつに見られて…
　最初はお金を要求してきたみたい。私のことが心配だったみたい…あの子は、従ってたの」

「そしたらあいつ図に乗って…こともあろうに…！！
　もし、自分だとしたら、妹は、要求に応じていたかもしれないわ…
　なのに、あいつは…あの男はっ…！！！」

「妹の…娘を…っ！
　まだ、まだ…ほんの１０歳の子供よ…！？それをあいつはっ…！
　妹は、どうしてもそれだけはと懇願したのに…！！」

「我が子が汚されることを拒んだ妹は、娘と―
　私に少しでも楽させられるよう、保険までかけて…っ…」

「したら、あいつ…今度はその保険金を…」

「…お願い、私はもう３ヶ月しか生きられない…
　報酬は、おりた保険金は、みんな、みんなあげるから…」





「あいつを」









「私が死ぬ前に、あいつを…」

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久しぶりに、『本業』を行う事に、なりそうだ。